プロフィール

作・脚本・演出・映像 飯名尚人
P1000787.JPGphoto 平野正樹演出家・映像作家/舞台とメディアのための組織Dance and Media Japanを設立後、メディアテクノロジーとダンスを中心に、海外からメディアアーティストの招聘プロジェクトを多数行う。プロデューサーとして「Gaga Japan」、アイルランド発のアートパーティー「マムシュカ」「国際ダンス映画祭」ドイツの劇団「ポストシアター」など。映像作家、演出家、ドラマトゥルク、プロデューサーとして多ジャンルで活動。映像作家としての参加は、佐藤信作品「The Sprits Play/霊戯」「リア」、川口隆夫作品「パーフェクトライフ」他。ドラマトゥルクでの参加は、川口隆夫作品「大野一雄について」他。自身の演出作品として、映画と音楽と舞踊を織り交ぜた『ASYL(アジール)』(西松布咏、寺田みさこ出演)『忍ばずの女』(西松布咏、大野慶人ほか出演)他。



写真 平野正樹 国境なき写真家旅団
P1080938.jpg1952年東京生まれ、75年東京写真専門学院卒業、麻布スタジオを経て86年平野正樹写真事務所を設立。ボスニア•ヘルツゴビナの弾丸の炸裂した弾痕に焦点をあてた『HOLES』や諫早湾の干拓など,冷戦後の世界の社会問題を抉る『人間のゆくえ』で2000年度日本写真協会•新人賞、第13回写真の会賞を受賞。同シリーズは99年にクロアチアのマリノ•チェティ–ナギャラリー、2000年には目黒美術館で個展が開催された。2001年東京都写真美術館題の第一回の『日本の新進作家 風景論』に参加、同年写真評論家•西井一夫が創設した「国境なき写真家旅団」に参加。2005年のベルリン•フォトグラフィー•フェスティバル招聘より発表の場を海外に移し、アメリカ、スペイン、オーストラリア、バングラデシュ、ドイツ、ニュージーランド、ネパール、韓国などのフォト•フェスティバルに参加。2013年に10年がかりの『MONEY-沈黙の価値』を丸木美術館で発表。写真表現の拡大を意図した作品群を制作しようとしている。



振付・出演 ノーラ・チッポムラ Nora Chipaumire
© antoine tempé_d2120619-0438 (2).jpgphoto:antoine tempé振付家・ダンサー/過去10年に渡り、アフリカに対する固定観念や、黒人の演じる身体、その芸術、美学の問題に取りくんでいる。2007年、2008年ベッシー賞を2度受賞。近年の作品としては、"rite riot “(2013)"Miriam”(2012) “The Last Heifer” (2012)、ハーレムステージからの委嘱によるジョウォル・ウィラ・ジョー・ゾラーとの共同製作“Visible” (2011)など。映画にも出演しており、“Dark Swan”(監督:ローリー・コイル、2011年)、アフロポップ・リアル・ライフ賞受賞作“Nora” (監督:アラ・コブガン、デビッド・ヒントン、 2008年)、ドキュメンタリー作品 “Movement (R)evolution Africa (a story of an art form in four acts)” (監督:ジョーン・フロッシュ、アラ・コブガン、2006年)がある。



出演 笛田宇一郎
P1080884のコピー.jpgphoto 平野正樹1976年劇団早稲田小劇場(のち劇団スコット)入団。『リア王』、『ディオニュソス』などで主役を演じる一方、海外の俳優指導や池袋アトリエ開場記念公演の演出などを行う。1990年~1992年水戸芸術館付属劇団ACMの常任演出家として3作品を演出。1995年第二回読売演劇大賞優秀男優賞受賞。1996年劇団を退団し笛田宇一郎演劇事務所設立。<二十一世紀演劇シリーズ>3作品、<現在/演劇シリーズ>3作品、『激しく待ち焦がれながら/悪こそ未来』、『トライアルE』、『マクベス』、『オイディプス神話』などを演出する一方、俳優として佐藤信、岡本章らの実験的な演出作品に持続的に出演。その他の活動としては、2004年以降それぞれの立場から演劇の社会性に自覚的な意識を有する諸個人のネットワーク的な組織作りに向けて働きかけ、2008年8月創立メンバーと共にTAGTAS(Trans-Avant-Garde Theater Association/前衛舞台芸術連合)を設立。同年クオ・パオクンが創設したシンガポールの演劇教育機関TTRP(Theatre Training & Research Program)で身体訓練の授業を受け持ち、6カ国から集った3年生の卒業公演『ハムレットマシーン』を演出。著書『二十一世紀演劇原論』、『身体性の幾何学(エチカ)Ⅰ』。



映像出演 川口隆夫
takao写真.jpgパフォーマー/1996年から2008年まで「ダムタイプ」に参加。同時に2000年以降はソロを中心に、演劇・ダンス・映像・美術をまたぎ、舞台パフォーマンスの幅広い可能性を探求、他ジャンルのアーティストとのコラボレーションも多い。近作に『病める舞姫をテクストに―二つのソロダンス』(共演: 田辺知美、大野一雄フェスティバル 2012)、『大野一雄について』(大野一雄フェスティバル、2013)。また2008年より「自分について語る」をテーマにしたソロパフォーマンスシリーズ『a perfect life』を展開。その Vol.6「沖縄から東京へ」で第5回恵比寿映像祭(東京都写真美術館、2013)に参加した。​舞台以外にも、1995~99年まで東京国際 レズビアン&ゲイ映画祭のディレクターを務め、2003年にはイギリスの映像作家デレク・ジャーマンがエイズで亡くなる直前に書いた 色に関するエッセイ『クロマ』を共同翻訳した(出版: アップリンク)。