「熱風」観客アンケート

■旅団のシーンにはハッとするところあり。平野さんの経験、真っ直ぐな情熱と反対にある冷めた気持ちが、ないまぜになるところが、一人の人間として、自分へ問い返すようである。映像の中に、もう一人主役、西井一夫を見た気がした。笛田さんが、旅団の趣旨を読み上げるのが、まるで詩的で驚いた。沖縄の言葉や音に直接聞けたのが良かった。
(千葉県・男性)


■ノーラさんのダンスがとても美しかった。色々なことがこの作品にはあったと思う。ダンス・・・少しずつ変化して実りいっぱいの作品。
(男性)


■スクリーンの中の人が、実際ステージに出てくるのは、寺山修司の映画を彷彿とさせました。濃厚な時間でした。三線・写真・映像・ダンス全てのクオリティが高く、二時間半という時間が短く感じました。
(男性)


■最後の黒人女性のダンスが、切株の声を踊っているようで、木の精のようにも人間の悲しさのようにも、叫びのようにも、希望のようにも見えました。この作品のテーマを象徴しているようで素晴らしかった。音楽とダンスがとてもよいコラボをしていた。すごい。


■Shinbowさんの歌と語り、沖縄の話が非常に印象に残りました。色んなジャンルの人が集まって、ひとつの作品を作っていること。


■舞台(空間)が変わる演出が印象的で席を移動するたびにワクワク感がありました。面白かったです。
(京都市・女性)


■切り株、こんなに大きな木があるのに驚きです。こんな大きな木も需要があり切られた。これからは需要を見直していくこと、自然の木に代わるものや生活を考えていかなければならないと思います。大抵の人が見たことのない木、それを通して気付かれた現実。未来への思いを表現していただき、提唱し続けてほしいなと思います。ノーラさんの踊り、切り株の一つ一つが国・大陸に見えました。胸に響きました。


■上演場所をシーンごとに移動することが、ジャーナリストの体感にあって面白い。そして、構成の仕方が良かった。イメージが全体的に流れていて。
(京都市・44歳・男性)